【へー!街中の発見】非常口の「緑のピクトグラム」は日本人がデザインした?
皆様、こんにちは!「今日の『へー!』発見ノート」へようこそ。
デパートやオフィスビルで必ず目にする、あの「出口へ向かって走る人のマーク」。実はこれ、日本発祥のデザインであることをご存知でしょうか?
今回は、世界中で愛用されている「非常口マーク」に隠された、驚きの歴史と色の秘密についてご紹介します。
かつての非常口は「文字」だった
現在のようなマーク(ピクトグラム)が誕生する前、日本の非常口は漢字で「非常口」と書かれただけの看板でした。しかし、1970年代に起きた大規模なビル火災をきっかけに、「煙の中でも、子供や外国人でも一目でわかるデザインが必要だ」という声が高まったのです。
そこで1978年に、日本消防設備安全センターがデザインを公募しました。3300通以上の応募の中から選ばれたのが、小谷松敏昭さんの作品をベースに、太田幸夫氏が改良を加えた現在のデザインでした。
なぜ「緑色」なのか?色の心理学
信号機のように、注意を引くなら「赤色」の方が良い気がしませんか?しかし、非常口にはあえて緑色が採用されています。それには科学的な理由があるのです。
- 補色の関係…火災の「赤い炎」の中で、最も目立つ色が反対色である「緑色」だった。
- 安心感…パニック状態の人間を落ち着かせる心理的効果がある。
日本から世界へ!ISOの認定
1980年代、国際標準化機構(ISO)で世界共通の非常口マークを決める会議が行われました。当時、ソ連(現在のロシア)が提案していたデザインと日本のデザインが最終候補まで争ったそうです。
実験の結果、「日本のデザインの方が遠くからでも、走っている方向が分かりやすい」と高い評価を受け、1987年に世界標準として採用されました。今では世界中の空港やホテルで、日本生まれの「ピクトさん」が走り続けています。
まとめ
非常口のマークは、日本発祥のデザインであり、火災の炎の中でも見えやすいように補色の緑色が使われています。
次に街で見かけたときは、日本の優れたデザインが世界の人々の命を守っていることを、少し誇らしく思い出してみてくださいね。
