【メーカーの謎】象印やタイガー!なぜ老舗ブランドに動物名が多いのか?の裏側と雑学
皆様、こんにちは。「今日の『へー!』発見ノート」へようこそ。私たちの生活に欠かせない炊飯器や魔法瓶。そのトップメーカーである「象印」や「タイガー」の名を聞いて、ふと疑問に思ったことはありませんか?「なぜ、どちらも強い動物の名前なのだろう?」と。
実は、これらの社名やシンボルマークには、当時の時代背景や、創業者たちの熱い思いが込められています。今回は、資料を基にその「意外な由来」を紐解いていきましょう。
1. 「象印」の由来:なぜ象だったのか?
「象印マホービン」が象をシンボルに選んだ理由、それは象が持つ「家族愛」と「知性」、そして「強さ」にあります。
資料によると、創業当時は魔法瓶の輸出が盛んでした。象はアジア諸国で神聖な動物として崇められており、世界中で愛される動物です。また、象は外敵に対しては非常に強い一方で、家族をとても大切にする温和な性質を持っています。家庭用品を扱うメーカーとして、「家族の団らんに寄り添う、強く優しい存在でありたい」という願いが込められているのです。
2. 「タイガー」の由来:なぜ虎だったのか?
一方、ライバルでもある「タイガー魔法瓶」が虎を選んだ理由は、また少し異なります。そこには、当時の魔法瓶の弱点を克服しようとする執念がありました。
初期の魔法瓶は中身がガラス製で、非常に割れやすいという欠点がありました。創業者は、資料によれば「決して割れない、強い魔法瓶を作りたい」という決意を込めて、「百獣の王」であり、最も強い動物の象徴である虎をブランド名に採用しました。さらに、東洋において虎は「一日にして千里を往き、千里を還る」と言われるほど活力に溢れた存在です。その「圧倒的な強さとスピード感」を製品に重ね合わせたのです。
3. 動物マークが選ばれた「時代の共通点」
これら老舗企業に共通しているのは、大正から昭和初期という創業時期です。当時はまだ識字率が今ほど高くなかったり、海外輸出を重視していたりしたため、「文字が読めなくても、マークを見ればどこの製品かすぐに分かる」という視認性が非常に重要視されていました。
辞書や歴史資料を確認すると、当時の日本では「強さ」や「縁起の良さ」を象徴する動物をロゴに使うことが一大トレンドでした。言葉の壁を超えて、「このマークなら安心だ」という信頼の印として動物たちが選ばれたのです。
今回の「へー!」まとめ
- 「象印」は、象の「家族愛」と「世界的な親しみやすさ」から名付けられた。
- 「タイガー」は、ガラスが割れやすかった時代に「絶対に割れない強さ」を象徴して虎を選んだ。
- 動物マークは、「誰が見ても一目で分かるブランド」にするための知恵だった。
毎日使う家電に刻まれた動物のマーク。そこには、100年以上前から続く「壊れない、家族のための道具を作りたい」という職人たちのプライドが宿っています。キッチンにあるマークを、少し誇らしい気持ちで眺めてみたくなりますね。
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