【文化の裏側】病院で「4」号室がないのはなぜ?日本人が避ける数字のルーツ
皆様、こんにちは!言葉や自然の「へー!」を探求する、辞書ブログです。毎日一語、日常の何気ないテーマから発見がある。そんな豆知識を分かち合いたいと思います。
今日取り上げるのは、私たちが普段意識しない場所、特に病院やホテルでよく見られる「ある数字の欠番」についてです。
病室や客室のフロアをよく見ると、「4」や「9」の数字が飛んでいることに気づいたことはありませんか?これは単なる偶然ではありません。日本文化に深く根ざした、あるルーツが関係しています。なぜ、これらの数字は避けられるのでしょうか?
4と9が持つ「忌み言葉」の力
数字が避けられる理由は、音の響き(忌み言葉)にあります。
資料によると、日本で「4」が避けられるのは、読み方の一つである「し」が「死」を連想させるためです。特に、生命に関わる病院では、患者の不安を取り除くため、この「4」が付く病室(例: 404号室)や4階そのものを設けないことが一般的です。
また、「9」が避けられるケースもあります。読み方の一つである「く」が「苦」を連想させるためです。出産を扱う産科では、「9」が「苦しみ」を連想させるとして、9号室や9階を避ける傾向が見られます。これは、患者の心理的な安心を優先する、日本特有の配慮といえるでしょう。
数字を避ける文化は世界にもある
こうした特定の数字を避ける文化は、日本だけのものではありません。
例えば、欧米ではキリスト教の伝承から「13」が不吉な数字として避けられることがあり、高層ビルやホテルでは13階が存在しないことが多々あります。また、中華圏では「4」が日本と同じく「死」に通じる音を持つため、徹底的に避けられています。しかし、「9」を避けるのは比較的日本に特徴的な文化と言えるかもしれません。
たかが数字、されど数字。私たちの日常の設計の裏側には、何百年も続く文化的な慣習や、他者を思いやる配慮が隠されていたのですね。「へー!」と思っていただけたでしょうか?
まとめ
日常の風景の中に、文化の歴史が詰まっていました。
- 「4」が避けられるのは、「し」が「死」を連想させるため。
- 「9」が避けられるのは、「く」が「苦」を連想させるため。
- 特に病院やホテルなど、人の命や安らぎに関わる場所で徹底される日本の配慮文化。
日常の疑問を深掘りするだけで、世界が少し面白くなります。
それではまた明日、次の「へー」な豆知識でお会いしましょう!
